秋の夜長を講談で 〜その2〜

秋も深まりつつある10月14日の体育の日に開催予定の
ひびきあうひび vol.2 「宝井琴梅 講談の夜」
今回、琴梅先生に読んでいただく二題について少し予習をしておきましょう。

チラシ

まずは一席目「農は国の基なり」
琴梅先生はコシヒカリで有名な新潟県魚沼市でキンバイ米という自身のブランド米を育てるなど農家としての一面もお持ちです。その体験を元に日本の農業の在り方をお客様と共に考える一席です。

そして二席目はご存知、長谷川伸・作「夜もすがら検校」
長谷川伸(1884~1963)はいわゆる股旅物といわれる小説や劇を開発したことで有名で、代表作は「関の弥太っぺ」、「瞼の母」、「一本刀土俵入り」などがあり、岩波正太郎の師匠でもあります。
「夜もすがら検校」は大正十三年の作で、あらすじは次の通り。

平家琵琶の名手・玄城検校は、夜通し聞いても飽きないほどの腕前だったため、「夜もすがら検校」と呼ばれていた。
名声を聞きつけた江戸の大名から呼ばれ、無事に仕事を済ませ都へ帰る途中、大雪で道をとざされ、付き人からは裏切られて山中に置き去りにされる。果たして検校の運命はいかに…。

あとは本番でたっぷりとお楽しみください。
ご来場を心よりお待ちしております。

日 時/10月14日(月・祝)19時開演
会 場/炎の博記念堂 ホワイエ
料 金/2,000円
主 催/特定非営利活動法人 響
後 援/有田町・有田町教育委員会