有田とドイツをつなぐピアノリサイタル

4月23日(金)、《日独交流160年記念》有田とドイツと音楽と 河村尚子ピアノリサイタルを開催しました。

チケットは完売、とはいえ、新型コロナ感染症対策のために文化ホールの座席数を約半分に減らしているためで、チケットを販売できなかったお客様には大変心苦しい思いでした…

また、ドイツから来日したピアニストの河村尚子さんも、2週間前からの自宅待機等、万全の体制でお越しいただきました。

実は、河村さんとのご縁は2年前。有田町と姉妹都市のドイツ・マイセン市との交流が縁で、ぜひ有田でも演奏いただきたい、と実行委員会を立ち上げて動きだし、ようやくこの日が来ました。

 

前半は、モーツァルトの幻想曲ニ短調から始まり、シューベルトのソナタをたっぷり聞かせていただきました。

プログラムの後半は現代作曲家・藤倉大の「春と修羅」、河村さんの恩師の思い出のつまったショパン、そしてドイツを代表する作曲家ベートーヴェンで締めくくりました。

それぞれの曲ごとにご自身のエピソードや曲の解説をしていただき、河村さんの演奏にもトークにも熱がこもっていくようで、あっという間の2時間でした。

最後に、2年前にもドイツで河村さんとお会いしている町長から、お礼の花束をお渡しいただきました。

また、ホワイエにはこれまでの有田とドイツ(マイセン市)との交流の記録を紹介するパネル展示もあり、日独交流160年記念の節目に、まだまだ海外への渡航は難しい状況ですが、ドイツの地に思いを馳せる一日となりました。

今回のコンサートのためにご協力いただいた実行委員の皆様をはじめ、当日の運営にもご協力いただいたスタッフの皆様、ご来場のお客様、そして河村尚子さん。本当にありがとうございました。

日独交流160年記念は、第2弾もあります!こちらも、無事に開催できることを今はただ祈るばかりです!詳しくはこちら。

みなさまも、感染防止対策には引き続き気を付けながら、日々お過ごしください。