奇天烈倶楽部その3「柳家わさび奇天烈落語独演会」開催
お彼岸中日の9月23日(火)、奇天烈倶楽部その3「柳家わさび奇天烈落語独演会」を開催しました。
これまで、その1で佐賀大学の土屋貴哉教授のワークショップ、その2で映画「マルセル 靴をはいた小さな貝」の上映と、二つの切り口で「奇天烈って何だろう」という問いへの答えを探してきましたが、今回は柳家わさび師匠の落語を通じて考えました。

記念堂では4度目の高座となるわさび師匠、やんごとない方にそっくりな素顔から、ユニフォームのわさび色の着物に着替えると、たちまち貞吉や幽霊のおきぬさんなど落語の世界の登場人物に早変わり。奇天烈倶楽部のマスコットキャラクターのキテちゃん、レツちゃんたちとの軽妙なやりとりも笑わせてくれました。わさび師匠にとって奇天烈とは日常から懸け離れた奇妙な世界。それは人間の不安な心情から生まれるもの。そしていつも私たちの身近にあるもの。

それを感じることによって、私達は、より日常を愛しく思えるのかも知れませんね。 わさび師匠有難うございました。
今回のお噺は、「ぼたもち小僧」「団子坂奇談」「臨死の常連」の3題でした。
