鼓童の鼓動響き渡る

前夜の大雨が残ったらと心配した7月9日のコンベンションホール。
辛うじて雲が大粒の水滴を止めてくれた中、あの「鼓童」の皆さんがやってきました。
国際ソロプチミスト有田の皆さんが、自身の30周年と有田焼創業400年を記念して、有田の子供たちに一流の芸術を味わってもらいたいとの思いで実現したこの企画。
あの「鼓童」の音がホールにどう響くのか、招待券を持ったお客様がどのくらい来てくださるのか、雨は果たしてどうなるのか、いろいろな不安が入り混じる中、演奏が始まりました。

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本来日本の太鼓は、雨乞いをするときに打ち鳴らされてきたはず。しかし今回の響きは「雨よもう少し待ってくれ」「この世の災いよ去ってくれ」「有田の子供たちに希望の未来を」という明るい祈りの音に聞こえたのは私だけでしょうか。

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コンサート前に降り出した夕立も途中で上がり、終演のころには明るい夕空、演奏に元気をもらったお客様の晴々とした顔と顔。これがあの「鼓童」の音楽の力なのかと思った瞬間でした。太鼓は一番古い楽器の一つ。昔から人間と自然をつなぐ役割を果たしてきたのですね。

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貴重な機会を与えていただいた国際ソロプチミスト有田の皆さん、そして、あの「鼓童」のみなさん、ありがとうございました。