緑の季節です。

このページも随分ご無沙汰してしまいました。
その間に桜から新緑へと季節は移り、有田の町は陶器市前のそわそわ感が漂っています。
そんな中、4月の16日と17日に、楽しいジャズのコンサートを開催しました。
出演していただいたのは東京を中心に活躍するピアノトリオ「立石一海トリオ」。
ピアノとアレンジ担当の立石一海さんを中心に、ベースの佐藤忍さんとドラムの鈴木麻緒さんのチームです。

16日は炎の博記念堂から飛び出して、町の福祉保健センターにおいて、デイサービス「やすらぎ」「パークハウス有田」「さくら苑」の皆さん、そして「平安こども園」「ルンビニ園」「あかさかルンビニ園」の子供たちを対象に、立石さんと佐藤さんが「茶摘み」や「みかんの花咲く丘」などの童謡や「さんぽ」などのジブリソングを披露。まさに老若男女が一緒に音楽を楽しむという光景が見られ、和やかな空気に包まれました。特に「上を向いて歩こう」などは会場大合唱となり、お客様の歌に立石さんと佐藤さんが合わせるという前代未聞の展開でお二人とも苦笑い。時間をオーバーしての盛り上がりとなりました。

翌17日は炎の博記念堂文化ホールにおいてトリオのメインコンサート。この日も「ジブリ」の主題歌を中心に誰もが知っている「みんなのうた」をジャズのアレンジでおしゃれに楽しく聞かせていただきました。
前日の未明に起こった熊本の地震の影響で、いろんなイベントが相次いで中止になる中、開催を危惧する声も上がりました。しかし、音楽を待っているお客様がいらっしゃる限りは、できるだけ安全を確保しつつ良い音を提供することも大切な仕事だと思い開催しましたが、お客さまからの声に、「初めて地震を経験した娘が、怖がって外へ出たくないと言い出しましたが、演奏を聴いて一緒に歌って、楽しそうな表情になったので良かったです」とあり、ほっと一安心。無事に楽しんでいただき安堵いたしました。

改めてトリオの皆さんに感謝、この状況にも関わらずお出かけいただいたお客様に感謝、そして音楽の力に感謝です。
また、前日からおもてなしを手伝っていただいたカフェ「響」の皆さん、いつもありがとうございます。

そして、すべての人々が、いつでも好きな音楽を楽しめる環境にありますよう 願います。

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