古楽器の調べが春を呼ぶ

立春を過ぎた２月１１日（水）の建国記念日の午後、
世界的に活躍する古楽器演奏グループ・アントネッロのコンサートを開催しました。

リコーダー＆コルネットの濱田芳通さん
チェンバロ＆バロックハープの西山まりえさん
ヴィオラ・ダ・ガンバの石川かおりさんによって繰り出される音楽世界は、
良く見ると信じられないほどの超絶技巧なのに、
全体的な雰囲気はとても聴きやすく楽しい……
クラシック中のクラシックなのに、
まるでジャズのようなラテンのような……
まとまりのない例えになりますが、
お客様の感想を並べるとそうなってしまう、
不思議な居心地を味わえるものでした。
何よりも日頃目にしたり耳にすることが少ない貴重な楽器が新鮮で、
ホールとの相性もバツグン、
今回の演奏を誰よりも喜んでいるのは、バロック様式でつくられた焱の博記念堂文化ホール自身だったでしょう。