楽器紹介~フォルテピアノ~

 6月29日(日)に開催される「マリオ・ブルネロ&川口成彦 チェロ&フォルテピアノ リサイタル」。今回は川口成彦さんが演奏する楽器、フォルテピアノの紹介をしてみましょう。
 フォルテピアノは、現代のピアノの祖先にあたる鍵盤楽器で、18〜19世紀初めに使われていました。モーツァルトやベートーヴェンもこの楽器で作曲しています。見た目はピアノに似ていますが、楽器の構造的にハンマーや弦の素材などチェンバロに近いという理由から、音はずっと繊細で軽やか。大きな音は出ませんが、タッチに敏感で、ささやくような優しい音や、明るくはじける音まで、豊かな表情を生み出せます。鍵盤数も少なく、小さな空間での演奏にぴったりで、古典派の音楽を本来の姿で楽しむことができます。
 今回使用される楽器は、1840年フランスのエラール社製で鍵盤数は80鍵(ピアノは88鍵)、フォルテピアノとしては後期に当たり、ベートーヴェンやシューベルト、メンデルスゾーンが活躍した後の楽器になります。そんなフォルテピアノの音色を炎の博記念堂で聴いてみませんか。

マリオ・ブルネロ&川口成彦 チェロ&フォルテピアノ リサイタル

●日時/令和7年6月29日(日)13:30開場 14:00開演
●会場/焱の博記念堂文化ホール
●料金/一般5000円 高校生以下2000円 (当日各500円増)※全席自由 
●主催/焱の博記念堂
●協力/清六窯
●後援/有田町・有田町教育委員会・朝日新聞社・佐賀新聞社・西日本新聞社・毎日新聞社・読売新聞西部本社
●チケット取扱場所/焱の博記念堂・有田生涯学習センター・有田婦人の家・有田町東図書館・有田町西図書館・有田観光協会
●インターネットチケット購入
[チケットぴあ]Pコード295468 [Peatix]https://bru-kawa.peatix.com