コンチェルトグロッソ第13回コンサート
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「10月のシューベルト」
 平松英子 ソプラノ  鈴木大介 ギター

2008年 10月12日(日)
開演16.00 /開場15.00

炎の博記念堂 文化ホール

主催/コンチェルトグロッソ
後援/佐賀県 佐賀県文化団体協議会 有田町 有田町教育委員会


コンチェルトグロッソ第13回コンサートは、
ソプラノ歌手の平松英子氏、ギターの鈴木大介氏を迎え、
シューベルトの名曲と、スペインの作品の数々をお届けしました。

今年は、シューベルトの没後180年。
シューベルトが生きた時代のヨーロッパは、産業革命が起こる一方、
自然の美しさや、人のこころが求められました。時代に応じ、
多くの愛される曲を残したシューベルトは、“歌曲の王”と呼ばれます。

子供のころに聴いた曲、親しい人、愛しい人と聴きたい曲。
秋の日に、すてきな曲をちりばめました。


プログラム

シューベルト:子守歌、 ます、 野ばら、 アヴェ・マリア
シューベルト〜メルツ編:涙の讃美/愛の便り/我が宿/セレナーデ(ギターソロ)
シューベルト:ただ憧れを知るものだけが(ミニヨンのうた)
      :泉のほとりの若者
      :夜咲きすみれ                    
      :糸を紡ぐグレートヒェン

(休憩)

スペイン伝承曲:愛のロマンス 「禁じられた遊び」のテーマ(ギター・ソロ)
タレガ:アルハンブラ宮殿の思い出(ギター・ソロ)
トゥリーナ:セビリア風幻想曲(ギター・ソロ)

日本民謡〜細川俊夫編:五木の子守歌 

池辺晋一郎:ギターは耐え、そして希望しつづける(ギターソロ)
                       
ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル/
    何で洗いましょう?、 君ゆえに死ぬ思い、 恋はどこから
    ポプラの林に行ってきた   

(アンコール)
・ブラームス編曲、ドイツ民謡
・グノーのアヴェ・マリア
・ブラームス、子守歌

平松英子 ソプラノ
Hiramatsu Eiko / lyric soprano

 東京芸術大学、同大学院修了。ドイツ政府奨学生としてミュンヘン音楽大学に留学。修了後、西ドイツの複数の劇場と契約し、モーツァルトの歌劇「魔笛」のパミーナ役でオペラデビューする。J.S.バッハ、ヘンデル、ハイドン、ブラームスなどの宗教曲のソリストとしても、高い評価を獲得する。
 その後、拠点を日本に移し、オペラ、オラトリオ、歌曲と幅広く活躍。バッハ、モーツァルトから、ヒンデミット、バーンスタイン、マルタン、ベルクなどの現代曲までを歌いこなす柔軟な音楽性は、日本を代表するリリック・ソプラノとして、国内外の多くの指揮者から賞賛を得る。ジロー・オペラ新人賞受賞。
 現在、フェリス女学院大学音楽学部教授、東京芸術大学講師。今秋、巨匠イェルク・デムスの伴奏による「シューベルト歌曲集」のリリースが予定される他、ソプラノ独唱による世界初の「マーラー歌曲全集」の録音が進行中。


写真:篠原栄治
鈴木大介 ギター
Suzuki Daisuke / Guitar

 作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評され、新しい世代の音楽家として注目されている。
 近年の活躍では、2000年の第10回出光音楽賞、2005年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。『カタロニア讃歌〜鳥の歌/禁じられた遊び〜』は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2006年には武満徹の没後10年を記念し、映画音楽集『夢の引用』をリリース。
 現代音楽の初演や、明晰な解釈と洗練された技術によるレパートリーは多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。
 有田には昨年に続き2度目の出演。
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